読了:白薔薇の女王(上下)



読み終わりました。フィリッパ・グレゴリー。ブーリン家の姉妹の、と頭につけるとよく分かる、毎度イングランド宮廷の陰謀歴史恋愛小説。

今回は王様が殺人鬼wwwじゃないので、とても安心して読めるという、ある意味、不安のない展開でした。
ロンドン塔の悲劇を持ってきた後半部分からどんどんスピードアップしていく展開。そして尻切れトンボ。なんだこれは。

訳者さんがブーリン家を訳された方ではないので、やっぱり物足りないのですが、そういうものかなあ、と思いつつ。ヘンリー8世ぐらいのキャラじゃないと不安度がまるで少なくて、怖さのない話ではありました。ブーリン家の姉妹も、悪しき遺産も、読んでいて、結末が分かっていてもそれでも怖かったですから。